神の掲示
本日の植田日銀総裁の発言内容について要約をお伝えします。
植田総裁は、現在の物価目標2%に向けた進捗について、「経済全体が予測通り進行しており、見通しの確度が高まっている」と述べました。ただし、まだ十分な自信を持てる段階ではないとし、今後も丁寧な判断を続ける姿勢を示しました。また、春闘の賃上げ動向が政策判断に重要な役割を果たすことを再確認しました。
さらに、賃金データが得られる3月の金融政策決定会合においても、引き続き慎重に判断していくと強調しました。
ガネッシュ
常に為替を気にしている私としては、「朝より円安になったな。植田総裁の利上げ慎重論が円の引き上げ要因になったな。」と思ったのですが、某国営放送は「利上げを示唆した会見に円高が進んでいる」と全く逆のアナウンスをしました。
これは国営放送が今朝ではなく前日の終値をベースに円の変動を放送しているため、数値上は円高になってしまうことから、自分の報道を帳尻合わせするために発言の利上げ部分だけを切り取った結果になります。つまりどこを切り取るかで円高要因にも円安要因にもなる、いつものマジックなわけです。
マスコミ報道はほぼこのテで無理やり乗り切ろうとするアナウンスばかりですので、事実と解離していることが殆どです。事実2割と割り切って聞き流しましょう。