本日はVPSについて。
FXをEA(エキスパートアドバイザー)でトレードする際、EAを安定して稼働させるためには、信頼性の高いVPSを選ぶことが重要です。
VPSとはバーチャル・プライベート・サーバーのこと。EAを24時間365日稼働させるにはパソコンを起動しっ放しにする必要があるのですが、パソコンは他の用途にも使いたいでしょうし、夜中までウイウイ動いてるのもうざったいし、電気代もけっこうかかるし、いっそのことバーチャル環境で動いててくんね?と考えたことから始まったサービスです。
まあ要はパソコンつけっ放しが我慢できれば必要ないのですが、なんだかんだでメモリ使いきったりHDD書き込みエラーが起きたり、OSのアップデートが始まったりしてパソコンが言うことを聞かなくなってトレードできずに大損してもいけないので、サービスに任せるわけです。
ではサービスを比較してみます。
ConoHa VPS
ConoHa VPSは、日本国内で高い信頼性を誇るVPSプロバイダーです。特に初心者向けに使いやすいインターフェースを提供しており、サポートも充実しています。SSDストレージを採用しており、ディスクアクセスも高速です。
料金はメモリ1GBプランが月額980円(税込)
メモリ2GBプランが月額1,980円(税込)
メモリ4GBプランが月額3,840円(税込)
です。特徴として、日本国内データセンター、高速SSD、初心者にも優しいUIが挙げられます。
Sakura VPS
Sakura VPSは、日本国内の利用者に人気のあるサービスです。高い稼働率と安定性を誇り、複数のプランが用意されているため、必要に応じてプランを柔軟に選ぶことができます。
料金は1GBプランが月額605円(税込)
2GBプランが月額1,210円(税込)
4GBプランが月額2,420円(税込)です。
特徴として、日本国内データセンター、簡単なスケーラビリティ、高稼働率(99.99%)が挙げられます。
AWS Lightsail
AWS Lightsailは、Amazonが提供するVPSサービスです。グローバル展開しているため、世界中のデータセンターを利用可能で、拡張性に優れています。初心者からエンタープライズまで幅広く対応できるのが魅力です。
料金はメモリ512MBプランが月額3.5 USD
メモリ1GBプランが月額5 USD
メモリ2GBプランが月額10 USDです。
特徴として、グローバルデータセンター、高い拡張性、信頼性のあるAmazonのインフラが挙げられます。
Oracle Cloud
完全無料でVPSを提供しているサービスは非常に少ないですが、以下のような無料枠を持つサービスがあります。Oracle Cloudは、常に無料で利用できるVPSプランを提供しています。メモリとCPUリソースは限定的ですが、小規模なEAの稼働には十分です。スケーラビリティも高く、ビジネス規模の拡大にも対応可能です。
料金は常に無料(制限あり)で、特徴として、2つのAlways Freeインスタンス(1GB RAM, 1vCPU)、24時間サポート(有料プランの場合)が挙げられます。
AWSの試験期間
Amazon Web Services(AWS)は、新規登録から12か月間利用できる無料枠を提供しています。特に、EC2インスタンス(VPSとして利用可能)は、t2.microまたはt3.microインスタンスを月間750時間無料で利用できます。料金は12か月間、EC2インスタンスを無料で利用可能(制限あり)で、特徴として、グローバルデータセンター、高い信頼性と拡張性、12か月間の無料利用枠が挙げられます。
各VPSサービスには、それぞれの特徴と利点があります。EAの稼働には、信頼性とコストパフォーマンスが重要ですので、自分のトレードスタイルや必要なリソースに合わせて選ぶことをお勧めします。特に初心者にはConoHaやSakura VPSが使いやすく、上級者やグローバルな運用を考えるならAWSやOracle Cloudが適しているでしょう。
ちなみに私がEAを導入したばかりの頃はAWSのT2を使っていましたが、そのメモリは0.5GBでした。使い心地としてはだいぶ動作が重く、1日稼働させておくとメモリがいっぱいになって再起動させないと動作がかなり不安定になりました。停止していた時もありましたね。やはり有料でも1GB以上は欲しかったのが本音です。
EAに100万円稼いでもらうのに月額1000は安いもの、というとザル勘定ですが、安定した環境を求めるとどうしても値段も高くなるのは仕方のないことです。
でもとりあえずは無料枠で試してみるのも良いと思います。